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項羽と劉邦 上巻・中巻・下巻 (司馬遼太郎)



久し振りに歴史大作を読みましたねぇ。
世界史は苦手なので避けてたのですが、なんとなく読んでみました。
なんでこの本を選んだのか…理由なしですwww
項羽劉邦」を知ってるって言えたら格好良いかなって、不純な動機。。


あ、ちなみに中国史の基本的理解度も少ないです。
この本は三国志時代の本だと思ってましたから…
いつになったら劉備が出てくるのかと待ってたくらいです。。


まずは司馬さんが描く人物は本当に生き生きと描かれてます。
これは過去に読んだ司馬さんの作品(「燃えよ剣」「坂の上の雲」)と変わらず。
実物を見たわけではないのに、なんでこんなに描き切れるのか。

で、その結果として話に引き込まれる。
単なる歴史的事実を描いている訳ではなく「人」の生き様を描いているから。
歴史って「人」が作り上げているってこと、改めて気付かされます。


さてさて思ったこと。
2人の人物は対象的なんですよね。

項羽」は勇猛果敢。
能力は優れていて、周りを巻き込む力もある。
けど、それが故に一人よがりの傾向が。

劉邦」は少し臆病。
家柄も良くないし、単なる盗賊あがり。
けど、優秀な部下を見事に率いる能力と懐の深さがある。

どちらが優れているのか、必要とされる人物なのか。
それは歴史のみぞ知るんでしょう。
この時代は劉邦が勝ったけど、
それは「この時代」「中国」が必要としていた人物だったからでしょう。
条件が違えば劉邦が天下を取っていたかも知れない。


この本で「リーダーシップは何ぞや?」って考えさせられました。
項羽型のリーダーシップもあれば劉邦型のリーダーシップもある。
一般的にリーダーというとカリスマ性を求められて、
この本でいう項羽型が理想とされがちな気もする。

けど実は、
能力のあるたくさんの部下を上手くまとめる。ついて行こうと思わせる。
そういうリーダーシップもこれからの多様で複雑な世の中では必要じゃないかと、
そんなことを思いました。

そのためには何が必要か。
武力や家柄ではなく、人間としての魅力。
これはテクニカルに磨けるものではないんでしょうね。
劉邦のようにゴロツキの悪にでもなるかwww


深い歴史書でした。
★★★★★(星5つ)です。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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